ちょっとTea Time!? もっとまじめにやらなくちゃ! 2019.9.8


音声合成ICをみつけたときに、その音声を記憶しようとしてもマイクがなかったのですが、
考えれば、スマホで録音してファイルをメールで飛ばせばよかったですね。
 ところで、マイクのキーワードでちょっと気になって部品箱を探してみました。

コンデンサマイクありました!
いつ買ったか覚えていないくらい昔に買ったんだろうな〜。4個100円ですね。

部品箱に入っていました。


4個100円です。


あれ、1個足りない。昔につかったのかな?覚えていないな〜。

特性は優秀

データシートもパーツ袋に入っていましたが、測定範囲は20〜16,000Hzのようです。
周波数特性をみていると、とてもフラットですね。こんなマイクが4個100円なんて・・・・

特性は優秀です。

早速動かしてみましょう!
コンデンサマイクなので電源が必要です。ただ、電源をつないだだけでは出力は極めて小さいので
外付けにアンプをつけました。OPアンプで約200倍のアンプをつけています。もう、回路は適当です。


とりあえず、マイクを動かすための回路を作りました。


備忘録としての回路図です。マイクへの電源供給は15Vとして68kΩの抵抗を接続しました。
値は勘です(笑。


動かしてみましょう!

さっそく、発振器の出力にヘッドホンを接続してその中にマイクを放り込みます。発振器の出力にはDCカット用の
小容量のカップリングコンデンサがあって、それでヘッドホンの低いインピーダンスを駆動するわけですから、
まともになるとは思えませんが、まあテストです。1kHzの音を鳴らして、波形がでてくるかのチェックです。

いい加減な動作確認方法です。


出力がでているようなのでいいでしょう!

特性を測定してみましょう!

ゲインフェーズアナライザの発振器の出力にヘッドホンがつながっているので、そのままマイクの出力を取り込んで
周波数特性を測定してみました。
 なんか、カタログデータと全然違うな〜。もっともヘッドホンの特性が込みこみなので、マイク単体の性能測定とは
なりませんが、数100Hz以下からだら下がりです。おそらく密閉型のヘッドホんなので、空間を密閉しないと
低音がでないということなんでしょうね。それにしても特性データが汚い!測定ミスかな?ということで、再現性を確認
してみましたが、まったく同じでした(笑


測定1回目。汚いデータだな〜。もう一度、取り直してみよう!



測定2回目。はは・・1回目とまったく同じだった。

ついでに位相特性もみておきましょう!・・・あああ、ノーコメントです。

位相特性は、こんなもんかな〜?

まあ、測定の仕方がいい加減だからこんなものでしょうね。測定するならもっとまじめにしなくちゃ


すこし改善
 ヘッドホンとマイクとの密閉度をあげるために、マイクを板に組み込みました。
6mm厚のMDF板の中央にφ10mmの穴をあけてとりつけます。この板は6枚100円のものです。いわゆる100均です。


MDF板の中央にマイクをとりつけ。


裏面にアンプを組み込みます。すこしまじめにパスコンもとりつけました。

測定は2種類のヘッドホン

まずはお気楽につかっているオーディオテクニカのヘッドホンATH-M30xです。
それほど高いものではありませんが、結構評価の高いものです。板との固定は大きめの洗濯挟みです。

ATH-M30x

もう一つは随分昔からつかっていますが、オーディオテクニカのATH-W10VTGです。
結構高かったので、イヤーパッドもぼろぼろになったら交換してつかっています。
こいつは洗濯バサミを挟むところがないので、測定時は仕方なく手で押さえつけながら測定しています。

ATH-W10VTG

測定結果はいかに!

まず振幅からですが、まず板をつかうことで低音がかなり持ち上がりました。どちらも広域で結構あばれますが、
変化の度合いとしてはATH-W10VTGの方が変動幅が小さいようです。






位相特性は、どのように評価していいんのかわかりませんが、なんとなくWH-W10VTGの方が変化が
少ないように思えます。それだけドライバーが優秀ということかな?




この2つの比較なら、特性敵にはATH-W10VTGの方が優秀かな。高い方が良くてすこし安心です(笑。

板一枚でこれだけ変わるのだから、もうちょっと調整がいりそうです。アンプの回路も
もっとまじめに検討すべきなのかな?すくなくともマイクに印加する電圧が15Vでいいのかはすこし心配です。
だって、普通のマイクって電池1本で動いていますからね。

また、夜の夜長のTea Timeで遊びましょう。

(おしまい)