ちょっとTea Time!? OPアンプの周波数特性を測定してみた 2025.6.14

ゲインフェーズアナライザも出来たことなので、ちょっとお遊びでOPアンプの特性を測定してみました。
今回の測定は周波数特性だけです。OPアンプをつかうときは、周波数特性も重要ですが、
入力オフセット電流なんかも、かなり気になる値ですがそれらは今回はパス。
まずは、ゲインフェーズアナライザで測定できる、周波数特性だけです。


測定回路は簡単に10倍程度の非反転増幅回路です。入力は±0.2Vの信号を入れています。

OPアンプと特性
TL081

秋月でちょっと前まで30円で売っていたのだけどなあ〜。安価なのでシングルOPアンプで実験用に使いつぶすには最適です。
LM7171

手持ちの中では一番高速の部類。GB=200MHzです。昔秋月で売っていたと記憶しています。DIGIKEYで800円程。入力バイアス電流が大きいので要注意。
±15Vで使えますが、結構発熱もします。

OPA627

有名どころのOPアンプです。でも、むちゃくちゃ高い(昔の購入時点でも2000円以上した。今では4000円くらい?)。
オーディオ用途では真価はでないでしょう。計測用途にはうってつけです。なんせ入力バイアス電流が小さいので、高インピーダンス入力に適しています。
OPA134

オーディオ用でお気に入りです。以前は秋月でも取り扱いがありました。昔はDIGIKEYでも安かったのでレールで買いました。不良在庫中〜。
NE5534

バイポーラのOPアンプです。オーディオ用にも使えますが、電源関係につかったなあ〜。すこし高周波数のところで特性が盛り上がっています。
OP27

昔によく使いました。高速OPアンプといったら、これだったんだけどなあ〜。もう、化石レベルのOPアンプです。昔は、これでアンプも作ったなあ〜。
CA3140

CMOSのOPアンプ。低消費電流のときに便利なものですが、なぜこんなものを買ったのだろう?
OPA2604

これも、以前は秋月で売っていたような気がします。電源電圧が高くとれるので、パワーアンプのドライブ段につかったこともあります。

NJM4580

オーディオでは定番です。以前は30円くらいだったけど、いまでは60円もします。
LM358

タイマーなんかの単電源用途で使ったりします。ちょっと特性は癖がありそうです。
TL072

 これも使いやすいOPアンプです。1個30円くらいなので、実験用で使いつぶすにはもってこいですが、オーディオ用としてもいい感じだと思います。
NJM2137

安価な高速OPアンプということで、買ってみました。秋月で1個100円ですが、GB=200MHzあります。LM7171の代わりに使っていけば、財布にも優しそうです。
ただ、電源電圧は±5V使用なので、うっかり±15V入れたら壊れるでしょう。

AD8599

とにかく低オフセットのSO-8のOPアンプが必要となって購入したものです。なんと、入力オフセット電圧は10uVです。1個720円なので、すこしお高い。


まだまだOPアンプは色々ありますが、また時間を見つけて測定してみましょう。

(まずは、おしまい)