こちらも再開? スピーカを作ろう! 2026.2.21

去年の夏に秋月でスピーカを購入しましたが、ほったらかしになっていました。
が、ふとしたきっかけで作り出す気がおきました。

きっかけは
以前につくった3WAYスピーカですが、帯域も広くていい感じなのですが、なぜか安っぽい音がします。
つかったユニットが作りが安っぽくて、超軽量なせいか、それが原因なのか主観ですが、そんな感じ。
ユニットを変えたらどうかな〜とおもって、買ってあったスピーカに変更したところ、
まさしく激変です。まったく違うスピーカになってしまいました。
音も重厚で密度感があります。
 残念ながら、スピーカ内部に収めた3つのサブウーハ用のユニットは交換できません。
交換するなら箱をばらさないといけません。しかし、内蔵ユニットも変更したら、かなりいい感じの
スピーカになりそうです。
 ということで、購入したユニットで新しいスピーカを作ってみたくなりました。


2023年に製作したスピーカ。ユニットの作りが安っぽいので、
なにか安っぽい音がする(主観?)のが難点。


ユニットを外したところです。とりつけサイズはほぼ同じです。


スピーカを入れ替えました。値段的にはこちらの方が安いですが、
つくりはもっといいです。



スピーカユニットを変更したところ、音が劇的に変わりました。すごく密度感のある音になりました。

箱作りを変更

もともとスピーカを作ろうとしてMDFを集めていはいました。
加工はCNCで行いますが、どうしても板を組み合わせてつくっても、
あまりサイズ的には大きくできません。
それになにより、CNCのデータ作りが大変だったりします。
ということで、今回はホームセンターで板を切ってもらうことにしました。

100均一で買い集めたMDFです。300x300x8が23枚あります。
これで作ろうとすると、CNCのデータ作成が結構大変です。

ホームセンターで12mm厚の普通合板のサブロク板(1820x910mmm)1枚で2個のスピーカが作れるように、
適当に加工してもらいました。
 スピーカのサイズは高さ500mm、奥行300mm、そしてバッフル幅は140mmとしました。結構大きいです。

12mmの普通合板ですが、表面はシナ合板みたいに綺麗です。ひょっとしてシナ合板かな?
12mm厚のサブロク板で1枚あたり税込みで2200円ほど。カットは1ライン44円で12カットでした。
カット料金はちょっと前まで22円でしたが、倍に値上がりました。でも、この値段は誤差みたいなものです。
パネルソーで切断するので、仕上がりがとても綺麗です。

ホームセンタの係の人に、加工図を渡したらしばらく考えておられました。
おそらく、どうすれば精度よく、かつカット数がすくなくできるかを考えておられたのでしょうね。


この加工図をホームセンターの係の人に渡して切ってもらいました。


切断した素材です。これで切断費用も含めて約2800円ほどです。

どのような構成にするかな?

さて、板は準備できましたが、どのような構成にするかを検討です。
というか、まずはそれを検討してから板を切断するのが普通だと思いますが、
それだと、また途中で止まってしまいそうなので、まずは板から準備することにしました。
こうすれば、もとには戻れません(停滞はするでしょうが)。

構成としては、まずは4WAYを前提とします。
サブでつかっているのが、4WAYを前提としたシステムですが、いままでは3WAYでしか
つかっていませんでした。せっかくなので今回は4WAYでつかいたいです。
それと、あまっているスピーカも使わないともったいないです。

4WAY用のDAI+チャンデバ+ディジタルアンプです。

スピーカについては、3WAY+内蔵サブウーハという構成にしようかと思っています。
サブウーハについては、バンドパス構成です。外には低音以外の漏れはなくします。
内蔵サブウーハにすると、その音圧がウーハやスコーカに作用するので、それらは別空間で
密閉形にします。
 スピーカを並べる順番ですが、見た目としては上からツイータ、スコーカ、ウーハ、そして
バスレフポートにするのが王道なような気がしますが、その反対でもいいかな〜。
 ちょっとこれは悩みどころです。


上からツイータ、スコーカ、ウーハ、そしてバスレフポートのよくある配置です。


上からウーハ、スコーカ、ツイータ、そしてバスレフポートの配置です。
たまには、こんな配置もいいかもしれません。

バスレフポートも悩みの一つ

バスレフポートは、フィルムラップやアルミホイルなどに使われる紙筒をよくつかいますが、
おそらく今回の用途では直径が小さいです。すくなくともφ40mmくらいはほしいところです。
なにかいいものないかなあ〜。塩ビ菅の40Aでもよいかもしれません。
いちど100均あたりを漁ってつかえそうなものを探してきましょう。

ハタ金もほしいなあ〜 2026.2.22

今回のスピーカでは以前からもっているFクランプでは長さが足りないので仮止めができません。
さすがに、養生テープで留めるというのも難がありそうです。なんせ板に溝加工がありません。
ここは、300mmがはさめるハタ金がほしいところです。
ただ、購入するとなると結構高いです。
あとあとのことを考えると、何本かもっていても役に立ちそうではあるのですが・・・・。

ということで、転がっている材料でなんちゃってハタ金を作成です。


こんなのがあれば作業効率があがるだろうな〜。でも、4本程度購入すると結構な値段になります。


これが材料としてつかえそうです。なにかに使えないかと、
とっておいたまな板です。十分乾燥もできています。



だいたい6cm長さでカットです。



φ9.5mmのドリルで穴あけです。多少垂直がずれますが、気にしない気にしない!


棒は3/8インチの1m寸切りを半分に切断してつかいます。これが、素材としては安いので便利です。


穴をあけた木のブロックを通して、ナットをとりつければ完成です。


固定用として十分に使えそうです。


切れるところから切っていきましょう

まだ全体像が決まっていませんが、部分的には切れるので加工開始です。


まずは低域用のユニットの穴あけです。これはエンクロージャ内部のバッフル板です。


やはりスピーカ配線の取り付け端子と干渉してしまいます。


端子部の逃げの部分も追加加工です。

作業再開 2026.3.3

つぎはスピーカターミナルを加工です。
4WAYなので4組のターミナルをつかいます。


アンプ用にと購入したものです。端子が短いので、
スピーカ用には別途薄目の板に取り付ける必要があります。



100均の5mm厚のMDFを端子版に加工です。



スピーカ本体側の後面は端子板が収まるように溝加工をしておきます。溝深さは3mmにしました。


こんな感じでとりつきます。


裏面の様子です。

スピーカ取り付け穴の加工

これは失敗するとショックが大きいので、不要材で試加工ののちに、本チャン用の板を加工です。


左からウーハ用、ミッドレンジ用、ツイータ用の穴です。



ちゃんとスピーカが収まるかを確認しておきました。

スピーカのフランジは今のうちに黒く塗装しておいたほうが見栄えがよさそうな気がしてきました。

バスレフポートは塩ビ管 2026.3.4

ちょっと径が大きいかもしれないかな?と思いつつも
呼び径50mmの塩ビ管をつかうことにしました。
外形60mmで内径56mmです。
バスレフポート径を小さくするためには、中に詰め物をすればいいのですが、
反対に大きくしようとしたら、板加工が必要になります。さらに、完成した後では
とても大変です。ということで、少々大きくてもいいでしょう。

バスレフポートにはこれを使ってみることにしました。ちょっと大きいかな?

板加工は完了かなあ〜
バスレフポート穴の加工も終わったので、板加工はほぼ完了です。
一度、建付け状況を確認です。


だんだん、スピーカの姿になってきました。

どうやって組み立てようか?

最初はハタ金もあることだから、安直にボンドをつけて組み立ててやればいいかなあ〜と思いましたが、
ボンドをつけると結構接着面が滑りやすくなって、すぐに位置がずれます。位置合わせをしている最中に、
どんどんと関係ないところまでボンドがとびちりますし、ぐずぐずしているとボンドも乾いてきます。
 そのため、一度ネジで位置決めと固定をしようかとおもいましたが、あとでネジを抜いてダボ木を埋め戻しするのも
面倒です。かといってネジが見えるのもかっこ悪いしなあ〜。

 そこで、今回は内部に固定用の木片を取り付けることを試行してみることにしました。
ちょうどコーナ部のところに、木片をあらかじめ固定しておけば、板材の位置合わせが簡単にできるはずです。
そのために、たくさんの木片が必要になります。そこで100均のMDF板(厚さ8mm)から、40mm角を大量に切り出しました。


位置固定用のMDF片を大量に作成です。サイズは40x40x8mmです。


ひとつの角だけ面取りを行っています。



まずはハタ金をつかって固定してから、コーナ部に位置決め用の板片を接着です。
接着剤がはみ出すとまずいので、ちょっとだけつけています。

固定にはハタ金が4つ必要になりましたが、4個しかないので1日にスピーカ1個分の
作業しかできないのがすこし寂しいです。

接着前の事前準備 2026.3.5

内蔵するスピーカ(サブウーハとして使用)を事前に取り付けて配線も済ませておきます。

内部に組み込まれるため、このスピーカは事前に取り付けです。



あとは接着していくだけですが、どの順番に組み立てるかを念入りに頭の中で体操です。

いよいよ接着

ここからは時間勝負です。写真をとる余裕はありません。
接着組み立てが終わったら、はた金とクランプを総動員して固定です。

まずは1台目の接着です。クランプがもっとたくさんあれば2台同時に作業できるのですが・・・


一晩たってほど接着剤もほぼ固まっているので、固定をはずしました。


クランプ類が空いたので、2台目の接着です。

バスレポートを調整しましょう

2台目の接着剤の乾燥の間に、1台目をつかってバスレフポートを調整しましょう。
共振周波数は80Hz狙いです。小型のスピーカなので、あまり低音を欲張らず、
低音の量感がえられるようにすこし高めの周波数です。


バスレフポートの形状と音質

上式を参考にして、内径56mmの塩ビ管の長さを計算させると、
L=20cm  f=68Hz
L=15cm  f=77Hz
L=10cm  f=89Hz

なので、およそ15cm前後の長さになりそうです。

測定してみましょう 2026.3.7

塩ビ管をいくつかの長さに切り出して、バスレフポート長と共振点の関係を測定です。
そのため、開口部については仮で蓋をしておきます。

バスレフポート長の長さを決めるためにテストです。



開口部をそのままにした場合はスピーカの素の状態のf0になります。およそ100Hzです。


ポート長を長くすると共振点が下がっていきますが、思ったより変化がありません。
想定よりも低い周波数で共振しているようです。


共振点の計算式と実測の比較です。実測のほうがかなり低くでています。


ポート長はどうしようか?

あまり共振点は低くしたくないけど、かといってポート長が短いのも直観的にいやな感じがしたので、
直径の2倍以上をもたせるということで、ポート長は120mmとすることにしました。
実測での共振点は65Hzです。
 本当はポート長も聞きながら調整できればいいのですが、なかなか難しいところがあります。

側面板を取り付けよう!

バスレフポートの取り付けと終わったので、あとは側面板をとりつけるだけです。
すこし板が反っていた(0.5mmほど)こともあり、クランプで押さえ込んでいます。
そのため、完全に乾燥するまでまたなくてはいけないでしょう。
塗装にかかれるのは、明日以降でしょう。


2台まとめて側面板をとりつけました。


接%?1こし、部屋を掃除しましょう。
あとはすこし野外での作業になります。


仕上げていきましょう 2026.3.9

まずは塗装からです。
塗装の前に、目張りして軽くサンディングです。

中に塗料が入ってほしくないところには蓋をしておきます。上2つのスピーカ穴については、
内部に塗料がはいっても大丈夫なので放置です。



塗装にはクリアラッカーをつかいます。DAISOで200円のものを4本つかいます。


塗装完了です。スプレーは4本つかいきりました。


端子板もホワイトラッカーで塗装しました。



スピーカのフランジも黒ラッカーで塗装です。これは筆塗りです。


ネジの頭も同じく黒ラッカーで塗装です。これだけユニクロめっきのままというのも目立ちますからね。

スピーカ接続

塗装後は一晩乾燥させました。寒空でしたが、結構乾いたようです。
あとは、スピーカの配線を行うだけです。


まずは端子部分の配線です。スピーカユニットを間違わないようにチェックしながらです。


端子にはラベルを貼っておきました。

完成!

あとはスピーカをとりつけて完成です。


ようやく完成しました。

音だし!

(つづく)