超オキラクなマルチチャンネルシステムのTAS5756Tを検討する!の巻き 2018.4

ディジタルチャンデバが完成しました。これを動かすにはあとはDACとアンプが必要になり、それらについても検討
を行っており小生のメインシステムの更新に適用しようかと思っていますが、ディスクトップなどのミニシステムでも
マルチシステムを構築しようと考えると、このチャンデバをつかうご規模が大きすぎです。
 マルチチャンネルシステムを超オキラクに実現しようと考えたら、チャンデバで使用したPCM5142ではなく、
アンプ内蔵で同じくminiDSPを内蔵したTAS5756を使うのが適していそうです。ただ、TAS5756を動作させるにはインダクターなどが必要で
基板の面積を必要としますから、4CH分までを載せるのは難しく、3CH程度にしなければいけないでしょう。
 また、この基板1枚ですべてを収めるためにもDAI機能も内蔵させて、CDからの同軸入力を直接いれられるように
しておきたいところです。そうすれば基板1枚でマルチチャンネルシステムの完成です。

コードネームはTAS5756T/PA5756T

今回の基板のコードネームはTAS5756T/PA5756Tです。TAS5756は用いた素子の名前そのままではありますが、
実際にはTotal Amplifier System の頭文字です(かなりこじつけです(笑))。そしてTはTHREEの
Tになります。ちょうどアンプ素子を3個なので末尾にTをつけたというところです。安易ですが・・・。

描いていきましょう!

DAIにはDIX9211を用いました。SPDIFとPCMの切り替えも可能としておきました。
電源入力はACアダプタがつかえるようにもしておきましょう。


部品面です。表面のコードネームはTAS5756Tです。


半田面です。半田面のコードネームはPA5756Tです。


基板が出来上がりました。 2018.4.29


基板が出来上がってきました。

一気に組み立てましょう。
部品点数はやや多いですが、チップ部品がほとんどなので割りとスイスイと組めます。リードがあると半田付けが
大変なんですよね。その点、SMDはリードがないのの切断作業がないので簡単です。


完成しました。まずはお出かけ用の写真です。


LCDを基板上に載せるとこんなレイアウトになります。スイッチは指をもぐりこませて押すような形になります。

動作確認! 2018.5.18

さてこのGWは帰省先にPA5476Tを持ち込んでいるので遊んでみましょう。
 
 ソフト自体はDIV5142をベースにして、というよりほとんどDIV5142のままですが、入力にDIX9211
が加わったのでその部分のソフトのみを追加して動作確認です。ちょうどフロントページに入力チャンネル
を情報を追加するようにしました。そして入力選択はフロントページの次のコマンドで行えるようにしています。


ソフトはDIV5142をすこしアレンジです。2行目に入力チャンネルを表示しています。

あれ?
 まずはソフトは問題なく起動したのですが、スピーカ出力がうまく動きません。
 ソフトが問題なく起動するのでPICと各ICとのI2C通信は問題ないようなのですが、
なぜかアナログ出力がでるチャンネルと出ないチャンネルがあります。よく調べてみると、
出ないチャンネルはSPK MUTEの端子がGNDに落ちていました。こりゃ、音がでないはずだ。
完全なポカミスですね。
 というわけで少し難易度の高い修正ですが、足を1本切り取って、
隣の端子がVDDなのでそちらとジャンパーしてやります。これで音がでました。

一部こんな修正を行いました。結構気をつかう修正です。

 その他、GPIOとMCKの出力の取り間違えもありましたが、こちらは音だしには直接影響ありません。
MCKは未使用とし(内部のPLLでクロックを生成)、GPIOは入力定義にしてとりあえず修正回避です。
ただ、先のSPK MUTEの修正は一旦ICを取り付けていることもあり、かなり難易度も高いです
(ICを取り付ける前なら簡単ですが)。
 基板は修正版を作るつもりなのでSPK MUTEの修正にあわせて、MCKとGPIOの入れ違いも修正しておきましょう。
 あと、GPIO0(ゼロ)を出力としていましたが、PurePathStudioでもあつえるようにGPIO2を出力に入れ替えて
 おきましょう。

片肺飛行〜
 音が出るようになりましたが、チェックの最中にVPP(12V)とどこかのディジタル入力とがショートしたらしく
CH1のTAS5756が動かなくなりました。正確にはI2C通信ができなくなってしまいました。ソフトを起動すると
I2C通信エラーが発生してしまいます。しかたないので、CH2,CH3だけを動かすようにソフトを若干修正です。
本来は3つのエンジンがあるはずは2つのエンジンでの片肺飛行になってしまいました。
でも、これであれば2WAY対応での音だしはできます。


チャンネル1のTAS5756を壊してしまいました・・・残念。
まずは片肺飛行ですが2WAYのマルチチャンネルで鳴らします。

 自室であれば予備のTAS5756もありますが、帰省先には持ち込んでいないので片肺で我慢です。
しかし、TAS5756の張替はすこし面倒そうです。IC裏面のEXPOSED PADがあるので、それを加熱しながらでないと取れません。
IC全体を加熱すれば取れるでしょうがそこまで熱容量の大きい半田コテがありません。あきらめて、もう一枚つくる方が
手っ取り早いかな〜。

音だし!

3WAYのスピーカのうちウーハとツイータのみをつかって2WAYで鳴らしてみました。
クロスオーバは2500Hzに設定して、ツイータのレベルを-3dBに設定です。
ちょどユーミンのベストアルバムもでたようなので、それで試聴です。


メインのスピーカを2WAYにして試聴です。


クロスオーバは2.5kHzに設定しています。


ワニ口クリップを多用しています。

懐かしい曲もあるけど〜
このアルバムですが、結構しらない曲があったりします。45周年といいながら最近の曲が大半なイメージ。
なんとなく荒井由美のときの曲が少ない(ひょっとしてない?)という印象。大好きな「中央フリーウエイ」
や「14番目の月」「翳りゆく部屋(だったかな?)」が入っていないのですこし寂しいです。
とはいえ、懐かし曲が新しいアンプでご機嫌になっています。電源ON/OFF時のポップノイズが判らない点も
いいですね。早く修正版を作りたいところです。


このレーベルで音だしです。

試聴時の電源は
 これが超お気楽です。5Vと15Vの2種類のACアダプタで鳴らしています。容量は5Vが2A、15Vが0.4Aです。
この容量の電源でも結構大きな音を出しても、全然問題ありません。ただ15Vはかなり負荷がかかっているだろう
な〜。本格的に鳴らすなら、トランスをつかった15V2A程度の定電圧電源を使いたいところです。

電源は超オキラクです。

まあ、新しい基板ができてから再度試してみましょう!

(つづく)