A12のパワーアンプの基板を作ってみるかな? 2023.4.21

JFE2140をA12型アンプで試しにつかってみましたが、ついでに基板も作ってみようかな〜と思い出しました。
ということで、回路図を作成です。
MOSFETの終段には過負荷防止回路も追加しました。というのも、ふと色々と弄っている最中にMOSFETを飛ばすことが
何度かあったので、その対策です(笑。

こんな回路にしてみましょう。

入力段はJFE2140と普通のFETの両方が使えるようにしましょう。JFE2140単体の素子(SO-8)も実装できるようにとも思いましたが、
JFE2140ってDIGIKEYで購入すると結構お高いです。それなら秋月でDIP化キットを買った方が安価なので、そちらを前提にします。
しかし、JFE2140のピン配置っていやだなあ〜。 DGSの並びだったら良かったのになあ〜。


JFE2140のピン配置です。 DGSの配置になっていないところが、やや面倒です。

さらに

リップルフィルターも入れてみました。

電圧増幅段の電源ラインにリップルフィルタも入れてみましょう。

どのくらいの密度になるかな

基板に実装したときにどのくらいの密度感になるか、試してみました。
標準サイズの基板の場合はかなり余裕です。 最近更新したアンプと同じサイズでも描いてみましたが、
まあ、普通に実装できそうです。基板サイズとネジ寸法をあわせておけば、基板だけ入れ替えるのは簡単なので
音色の違いも簡単に比較できそうです。あ、基板を入れ替えるとなるとMOSFETの付けなおしも必要になるので、
ちょっと面倒かな〜。いっそのこと、放熱板もまだあるのでアンプユニットごと交換してやればいいでしょう。
基板間の配線はすべてコネクタなので、半田コテ無しで入れ替えが可能です。


どのくらいの密度感になるか調べるためのパターンを描いてみました。標準サイズ(上)だと余裕ですね。
スリム(下)にしても収まりそうです。ただ、スリムの場合はオフセット調整用のサブVRは省略しています。

まずは標準サイズで仕上げ 2023.4.23

まずは標準サイズと思っていましたが、両方のサイズで仕上げました。




ちょっと箸休め 2023.4.24

ストレス解消の、半田付けです(笑。
いや、ちゃんとした理由があってアンプ基板ができたときにテストがしやすいように、予め電源部分を作成です。
(#って、そのために実験用の電源を作っただろうが!!)

ブロックコンデンサを沢山使う電源作成は、ストレス解消にもってこいです。

あ、待機電源どうしよう?

併せて、制御用基板も作成しましたが、待機電源はどうしよう?
以前、デジットで購入した20円と50円のACアダプタの4個はすでに使ってしまいました。
AUガラケー用の充電器の電源はすこし大きくて、収納スペースに入りきりません。


家のなかを色々と物色しているとiPHONE用の使っていない充電器が見つかりました。
これは分解しなくてもサイズ的にピッタシでしょう。 ただ、どうやって5V出力を取り出すかな?
専用のコネクタがあれば簡単ですが、そんなものは手元にありません。
秋月で購入するにも、これだけ買うのも送料が勿体ないなあ〜。
なにか、銅板でも突っ込んでやろうかと思いましたが、隙間が小さいです。


使ってないACアダプタ(充電器)がありました。サイズ的にはちょうどいいです。


どうやって5Vを取り出すかな?


これがあればいいのですが、秋月で何か買う予定ないしなあ〜。

分解してやれ!!

すぐに安直な手段に打ってでます。
こうなったら、デジットのACアダプタと同様に分解してやれ!ということに。
ただ、結構小さい充電器ではあるので内部の構造が判らないと下手に分解すると壊してしまうかもしれません。
ということで、ネットでIPHONEの充電器の分解を検索してみました。
すると、結構な人が分解していますね。内部の情報がよくわかります。
 ケースはそのまま使えるので、ちょうどUSBの半田付け側をすこし削って蓋をあけるようにすれば
なんとかなりそうです。


激安iPhone充電器は「偽造品」か? ぶっ壊してみたら意外な結果に… (withnews.jp)

意外と・・・・

慎重に削りながら、USBの半田付け側の蓋をあけることができました。
最初に内部を見たときは、意外と高い部品つかっているなあ〜という印象です。
なんせ、DC5V出力側には330uFのタンタルコンデンサがつかってあります。
このACアダプタって普通に店で買うと2000円以上する代物ですからね〜。
 で、おそらくこのコンデンサが最終段の平滑コンデンサのはずです。
ということで、このコンデンサの両端から出力を取り出すことにします。
実際には、半田コテの先が入らなかったこともあり、+5V側はダイオードのカソード側
から取り出すことにしました。
これで、制御基板の待機電源が用意できました。

内部の部品は意外と高価なものがつかってあります。



ついでにAC100V側のピンも短くしました。


電源はタンタルコンデンサの両側から取り出します。GND側は取り付けやすいですが、+5V側は半田コテが入らなかったので
同じライン上のダイオードのカソード側から取り出しました。



出力電圧は無負荷で5.1Vでした。


制御基板に待機電源の実装ができました。ちょうどいいサイズです。


(つづく)